四万温泉から帰り

今日は会社に休暇届を出してあり、休む。旅行の疲れをとる事よりも、銀行に行ったり医者に行ったり、すべきことが多い。それに、ここ1週間全く勉強もしてなかった。

体の疲れを癒やすのは、なんといっても草津温泉が一番だ。熱帯圏のついでに、立ち寄り湯に入りたかったのだが、何とかなりの遠回りをしてしまって、諦めた。ただ、別の意味で癒やしというか、自分自身の生き方を決める事が出来た旅行だった。


草津から四万温泉に向かう途中に「樹(こずえ)」に寄った。娘を見て、注文を取りに来たおばあさんから、「奥さん、お久しぶりですね」などと声をかけられた。毎年数回草津に行き、その度に寄っていた。もう3年間も寄ってなかったのに、娘の顔を見てカアさんを思い出したそうだ。娘は、私はそんなに年取ってないよね、などと小声でつぶやいたが、どう見てもカアさんと娘は似てないと思うのだが、他人からは似て見えるのだろう。何となく嬉しかった。

何よりも、四万温泉でチーちゃんと話して、娘夫婦の仲の良さを感じて嬉しく思った。娘の話でも、隣近所では子供夫婦との同居が上手く行かず、別居や離婚があり、自分一人が親との同居を続けていると言ってた。夫婦の稼ぎが無いから別居などしたら子育ても出来ない、などと言ってた。そういう悪態をつきながらも、自分の父親が一人になった事や、老いて仕事も無理になってきてる姑を見ていて、老いた人を置いて出る事には抵抗を感じてるようだ。今まで仲の良かった人が、上手く暮らせないと実家に戻り、離婚をして子供を連れて行ったというのを聞き、自分勝手だと怒っていた。

親バカかもしれないが、少しは自分の理想としてきた娘になり、母親に成長したと感じた。今の娘夫婦とその家族を、亡くなったカアさんに見せたかった。嫌なら帰っておいで、などと安易な尤もらしい言い方で言っていたが、自分はそういう事に大反対だった。自分の実の母親が理想の母親像で、そういう母親になって欲しかった。カアさんと娘は、あまり似てないと思う。匂いのようなものが、むしろ若くして亡くなった母に似てると思っていた。孫の言葉の中に理想とする母親像に近づいた事を知り、安心し嬉しく思えた。

カアさん以上に、口には出さなかったが、いざというときには娘と孫達を守らなければと思っていた。どうやらその心配は消えたようだ。経済的には決して裕福ではないが、来年にはフルタイムで働ける保育園の調理師・栄養士の職を探すと言ってた。子育てと共に、家族の中で主婦としてどの程度がんばれるのか分からないが、黙って孫の成長だけを見守る事にしたい。

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