『樹』というお店

草津温泉に行きたいと思う時は、かなり疲れた時だ。その時に同時に思い出すのが、日本ロマンチック街道、国道292号「大津」から「道の駅草津」までの途中にあるこの店だ。

店の名前は『樹』(確かコズエと読んだと思う)。国道のこの辺りには数軒の食堂がある。その中では一番小さな店で、作りもロッジ風になっている。面白いのは店の中のストーブで、秋から春にかけての寒い時には火が点けられる。薪の煙が、上手く煙突を抜けないと、参った事に店の中に充満してしまう。それが何とも趣があって面白い。

この時に写したのが、またもや煙の充満した時のものだ。

座敷席のテーブルも、大きな木を輪切りにしたそれを、そのまま天板に使用した見事なものだ。もちろん形は四角ではなく丸でもない。ここで食べるうどんが、カアさんは大好きで必ず天麩羅と共に注文する。自分はモツ煮定食を注文する。

さすがのカアさんも、初めて注文して出てきた時には笑い出してしまった。うどんに負けないくらいの量の天麩羅で、これだけで満腹になってしまうくらいだ。もちろん食べきれる物ではない。それだけではなく、いかにも上州気質というか、「季節の小鉢」が付いていると看板にはあるが、漬け物がそれぞれに大鉢で出てくる。コレ頼んでいませんよ、何て言ってしまうくらいだ。

モツ煮定食も美味い。上州豚のモツだろう、じっくりと煮たそれは柔らかくて、実に美味い。独特の臭みもなく、量が多すぎる事を除けば、絶品だろう。ご飯の量も多く、「季節の小鉢?」も食べると、相当な量になってしまう。

草津温泉に行く時には、必ず朝食を抜いて、お昼過ぎ頃にここに着くようにしている。カアさんはうどんを食べながら、小鉢?の漬け物と天麩羅でユックリとビールを楽しむ。運転手の私はというと、そういうカアさんを見ながら、美人だった頃の面影を思い出しながら、ただただ懸命に残さないように腹に流し込む。天麩羅の苦手な者には、あの量をこなすのは大変な作業だ。

などと書きながらも、又行きたくなってきた。疲れてきたのかな。

カテゴリー: 群馬の食材, 草津温泉 タグ: , , パーマリンク