良い思い出でばかりになり

最近不思議に思えてくる。カアさんが亡くなり一周忌も過ぎた頃から、懐かしい楽しい思い出ばかりが浮かんでくる。当時は決して楽しいとは思えなかったのに、あの楽しい時間が戻らないものかと思う。

カアさんを一生涯に亘り苦しめ続けた、あの両親への憎しみさえ今は消えて、ただカアさんへの念いだけになった。もう一度会えるなら、何ものをも失っても惜しいとは思わないだろう。時が戻り、あの病の苦しみが代われるものなら、喜んで代わってあげたい。

これ程も人を恋しく思えるようになるとは、失って二度と会えなくなり、初めて気付くものなのだろうか。あの年寄り達の狡賢さや非常識な行為を嫌い、カアさんに対する思いが隠れていたのだろう。二人だけの生活であったら、如何に慈しみ合い大事に労り合って暮らしていただろうか。

実の両親を失った時よりも、最も尊敬する祖父を失った時よりも、何倍も何百倍も何億倍も悲しく苦しく感じる。年をとり、体中に痛みが出てもそれがありがたく思える時もある。カアさんの苦しみに近づき、少しでも和らげる事が出来てるようで、何よりも早くカアさんに会えるようで、楽しみにも思える。

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